『Where Winds Meet』は爆発的なスタートを切り、初日で200万人以上のプレイヤーを集めた。ここ数年、中国神話を題材にしたゲームは大きな注目を集めており、『Black Myth: Wukong』や『Wuchang: Fallen Feathers』といったタイトルはそれぞれ数億人の同時接続プレイヤーを記録している。そして今回、NetEaseの『Where Winds Meet』がその仲間入りを果たした。
『Where Winds Meet』、わずか24時間でプレイヤー数200万人突破
We Meet in the Winds. pic.twitter.com/m9uEsKhh0J
— Where Winds Meet (@WhereWindsMeet_) 2025年11月16日
『Where Winds Meet』公式アカウントは11月16日、ソーシャルメディアでゲームの発売24時間以内にプレイヤー数が200万人を突破したことを発表した。記念グラフィックによると、このRPGはSteamでプレイ数トップ5入りを果たし、少なくとも7地域でPlayStation Storeの売上ランキングトップ3にランクインした。中国でのリリース後数ヶ月で1500万人以上のプレイヤーを集めた実績を持つ本作にとって、この数字は驚きではないかもしれないが、それでもなお印象的だ。同時期に発売された『コール オブ デューティ ブラックオプス7』をはじめとする大作との競合環境下での成果である点も特筆すべきだろう。
『Where Winds Meet』はSteam単独でもピーク時17万人以上の同時接続プレイヤー数を記録。ARC Raidersが48万1000人以上の同時接続プレイヤーを記録したため、チャート首位には届かないかもしれないが、このピークは『Where Winds Meet』の初日におけるものだ。特に他地域でのリリースやEverstone Studiosによる今後の新コンテンツ展開を考慮すれば、さらに順位を上げる可能性は十分にある。
武侠ジャンルは欧米では依然としてニッチな存在だが、その人気は高まりつつある。この流れに乗れば『Where Winds Meet』のようなゲームは新たな高みへ到達する可能性がある。また本作は規模の割に基本プレイ無料であり、課金要素は見た目の装飾品のみという「課金で勝てる」構造ではない点も強みだ。ゲーム価格が上昇を続ける中、この低い参入障壁が本作の差別化要因となり得る。今後、本作や同ジャンルのゲームがどのような展開を見せるか注目だ。

