ARC RaidersはEmbark Studiosにとって大成功を収めており、同社は現在ゲーム内のマップに関するフィードバックを求め、膨大なプレイヤーベースのユニークなプレイスタイルを活かそうとしています。発売からわずか6週間ながら、ARC Raidersはプレイヤーに大きな印象を残しています。特に、本作が属する「抽出」ジャンルにあまり興味のない層からも支持を得ています。多くのライブサービス型タイトルにおいて、プレイヤーのフィードバックは重要な要素であり、エンバークは今、プレイヤーの声に耳を傾けたいと考えています。
ARC Raidersのサービス開始は短期間ですが、エンバークは新コンテンツの追加や各種問題の修正を通じて、ゲームのアップデートを継続しています。発売からわずか2週目には、大規模なコミュニティ寄付イベントを開始。プレイヤーが共通素材を寄付することで、新たなマップ「ステラ・モンティス」の解放を目指しました。このマップは屋内が舞台でPvP戦闘の聖地となっており、他のマップとは大きく異なる特徴を有しています。
ARC Raiders、皆様の声をお待ちしています!
📡 レイダーの皆様へ!
ARC Raidersの世界を探索した皆様のご意見をお聞かせください!
プレイヤーである皆様こそが、ゲームに関する貴重なフィードバックや提案を提供できる最適な立場にあります。そこでまずは皆様のご意見を伺いたいと思います… pic.twitter.com/NssN9zV7E0— ARC Raiders (@ARCRaidersGame) 2025年12月10日
エンバーク・スタジオは新たな投稿で、コミュニティに向けた行動要請を発表しました。ゲーム全体に対するフィードバックや一般的な意見を求めています。プレイヤーは『ARC Raiders』のマップを中心に、特定のプレイスタイルへの参加頻度に関するアンケートに参加できます。具体的には、ステルス行動、PvPへの参加、純粋な戦利品収集、交流の試み、あるいは油断しているプレイヤーを待ち伏せして奇襲するといったスタイルです。
多くのプレイヤーにとって、これは既存マップへの意見をエンバークに伝える絶好の機会でもあります。現在実装されている各マップを「好ましい」「中立」「好ましくない」の観点から評価・コメントする機会が与えられます。エンバークは、コミュニティからの反応を基に今後のコンテンツやデザインを形作るため、このデータが役立つことを期待しています。興味深いことに、一部のプレイヤーからは「回答数上限に達した」というメッセージが表示され、調査が突然早期終了するとの報告が寄せられています。本稿執筆時点では、エンバーク社はこの潜在的な問題についてまだコメントしていません。
ただし、この調査に参加する前に留意すべき点がいくつかあります。エンバーク社によれば、参加にはこれまでゲーム内で実装された全マップ(最新のマップ「ステラ・モンティス」を含む)をプレイした経験が必要です。また、エンバークIDでのログインが必須となる。これにより回答が個人に紐付けられるだけでなく、システムが回答者が要件を満たしているかどうかの確認も可能となる。
『ARC Raiders』の開発期間は当初の予想より長期化した。2021年に初公開された際は、敵対的な機械「アーク」を協力して撃退する協力型シューターとして位置付けられていた。しかしエンバーク社がゲームの本質的な楽しさを一貫して見出すのに苦戦したため、本作はPvPvE型抽出シューターとして再始動。旧仕様の多くの要素が現行スタイルに適合するよう変換された。開発過程を追った「ARC Raiders」メイキング動画シリーズでは、長期開発中に下された決定の背景が一部明かされている。
この移行プロセスではマップ設計が焦点となった。スペースポートとダム・バトルグラウンドは、ARC Raidersの当初構想向けに事前に制作された2つのロケーションである。そのため、他のマップとは見た目やプレイ感覚が若干異なる。一方、ブルーゲート、バーイドシティ、ステラ・モンティスといった新規マップは、抽出型シューターへのゲームプレイの大幅な転換後に制作された。このため、多くのプレイヤーがこれらをPvPにやや適したマップと見なしている。

