開発元ChillyRoomは最近、PCとPlayStation 5向けに発売予定のアクションRPG『Loulan: The Cursed Sand』を発表した。本作は『ディアブロ』を強く彷彿とさせる作品だ。『Loulan: The Cursed Sand』では、PlayStation 5およびPCのプレイヤーは骸骨戦士となり、失われた王国「楼蘭」を求めて中国西部のシルクロードを旅する。
『Black Myth: Wukong』が世界的な大ヒットを記録して以来、中国ゲームは欧米で人気を集めている。『Loulan: The Cursed Sand』は、実在の楼蘭ミイラに着想を得た、中国の神話を題材にした最新作となる。本作は、追放された王室護衛が愛する王女を探すため戦場へ赴く、悲恋物語を描く。
『楼蘭:呪われた砂漠』トレーラー公開
ChillyRoomは先日、『楼蘭:呪われた砂』の初トレーラーを公開。広大な砂漠、岩場、広大な遺跡など、ゲームの壮麗な景観が披露された。開発者によれば、全ステージが手作業で制作され、各地域は「雰囲気」を重視した多様な環境が特徴となるという。ゲームプレイ面では、プレイヤーは二形態を持つ主人公を操作し、骨と砂を基にした戦闘スタイルを自由に切り替えられる。各スタイルには独自の戦闘能力が備わっている。プレイ中に様々な砂の能力を習得し、戦闘だけでなくパズル解決や探索にも活用可能だ。『ディアブロ』を彷彿とさせるアクションRPGらしく、本作にはエリート級や特殊能力を持つ巨大ボスを含む多様な敵が登場する。
ただし、近日公開予定の『Loulan: The Cursed Sand』については、発売時期やプレイ時間など、まだ明らかにされていない点が多い。いずれにせよ、新しいPlayStation 5用ロールプレイングゲームを求めるゲーマーは、息を詰めて待つ必要はないだろう。このゲームは2026年または2027年まで発売されない可能性があるからだ。
近頃、シルクロードを舞台にしたゲームの発表が増えている。例えば今年前半には、NetEaseの『血の伝書』が発表された。このシングルプレイヤータイトルは、848年(唐王朝末期)という地域が混乱した時代を舞台とする。プレイヤーは無名の使者と息子となり、故郷の未来を左右するかもしれないメッセージを届けるためシルクロードを旅する。『血の伝書』は「シネマティックな三人称アクション」体験と説明されており、中国史に興味を持ちつつアクションジャンルを好むファンにとって有望な選択肢となりそうだ。

