コナミが発表したところによると、『メタルギアソリッド デルタ:スネークイーター』は発売初日に100万本を売り上げた。オリジナル版の愛されぶりと、シリーズの生みの親である小島秀夫氏が新作から離れていることを考えると、このリメイク版には大きな期待が寄せられていた。しかし、そうした課題も『メタルギアソリッド デルタ:スネークイーター』の勢いを止めることはなく、同作は短期間で大きな節目を突破したようだ。
2023年に初公開された後、コナミは2024年末まで比較的静観を保っていたが、その後徐々に詳細を明かし始め、2025年にマーケティング活動を本格化させた。リーク情報が示唆していた通り、コナミが正式発表する前に、メタルギアソリッド デルタは8月28日にPC、Xbox Series X/S、PlayStation 5で発売された。そして今回、スタジオは発売直後に同作が重要な販売記録を達成したことを明らかにした。
『メタルギアソリッド デルタ:スネークイーター』発売初日に100万本突破
コナミUKが9月5日にツイートした内容によると、メタルギアソリッド デルタは8月28日の発売当日に100万本販売を達成した。当初はそれより低調なスタートに見えたが、メタルギアソリッド デルタ の初日同時接続プレイヤー数が19,634人だったのに対し、発売当日に91,000人以上が殺到したメタルギアソリッド5とは大きな差があった。この差は、PS5 Proでの動作不良に関する不満があるにもかかわらず、現時点ではコンソールユーザーがMGS Deltaのプレイヤー基盤の大部分を占めていることを示唆している。
『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』が全世界で100万本の販売を達成しました!
新規・リピーターを問わず、METAL GEARファンの皆様からの絶え間ないご支援と熱意に心より感謝申し上げます。#MGSDelta #MetalGearSolid pic.twitter.com/GC0MhyJRIY
— KONAMI UK (@KONAMIUK) September 5, 2025
本作がPCプレイヤーの間で予想ほどの爆発的ヒットにはならなかったとはいえ、その驚異的な販売実績はさほど驚くべきことではない。批評家たちが感想を発表し始めると、『メタルギアソリッド デルタ』はオリジナルに近いレビュースコアを獲得。レビュー解禁後数時間でMetacriticスコア86を記録した(オリジナル『スネークイーター』は91)。前作には及ばないものの、ファンや批評家の間で愛されるオリジナル作品の評価を考慮すれば、これはかなりの成果と言える。
こうした初期評価は、小島秀夫氏が関わっていない『MGSデルタ』への懸念を抱いていた一部のファンの不安を和らげるには十分だった。コナミが本作の初日販売本数として驚異的な数字を公表した今、小島氏不在の時代においてもシリーズが順調であることを示す証拠がさらに増えた。コレクターズエディションや一部システムでの動作に関する議論は残るものの、全体として『メタルギアソリッド デルタ』の展望は明るいと言えるだろう。