『バイオハザード2』のディレクターが『ディノクライシス』ゲームの開発を希望

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『バイオハザード2』の著名なディレクター、神谷英樹氏が、カプコンの長期休眠状態にあるフランチャイズ『ディノクライシス』の復活に興味を示しました。『ディノクライシス』シリーズのファンは20年以上にわたり新作を待ち望んでおり、神谷氏がこの愛される恐竜サバイバルホラーシリーズの復活を指揮する可能性が高まっています。

カプコンが開発し、バイオハザードのクリエイターである三上真司が監督を務めた『ディノクライシス』は、アクション、パズル、独自の原始的なホラー要素を融合させた独自のスタイルで、1999年のオリジナル作が240万本以上を売り上げ、高い評価を獲得しました。『Dino Crisis』シリーズは3つのメインタイトルと2つのスピンオフ作品をリリース後、2003年の『Dino Crisis 3』以降、活動が休止状態が続いています。ファンからの継続的な関心や、2014年に『Dino Crisis 4』の噂が浮上するなどの動きがあったものの、公式な続編やリブートは実現していません。

『Dino Crisis』の続編を求める声が高まる中、カプコンの『Resident Evil 2』ディレクターで、『Devil May Cry』『Okami』『Viewtiful Joe』『Bayonetta』などのクリエイターである神谷英樹が、恐竜サバイバルホラーシリーズの新作を手がける可能性を示唆しました。神谷氏のコメントは、YouTubeの『The MinnMax Show』への出演時に、カプコンのIP作品監督に関する質問を受けた際のもの。レジーデント・イービルへの復帰は断ったものの、ディノ・クライシスについては「挑戦してみたい」と前向きな姿勢を示しました。

神谷英樹、ディノ・クライシス復活の監督に「ぜひ挑戦したい」

神谷の圧倒的な創造的遺産を考えると、彼が新たなディノ・クライシスを監督する意向は大きな意味を持ち、フランチャイズの復活を求める声が高まる中、その勢いをさらに後押ししています。カプコンもファンからの『Dino Crisis』への要望をアンケートで認めており、1999年のオリジナル作品は昨年PS Plus Premiumクラシックカタログに収録された際にも非常に好評でした。さらに、カプコンは現在、レガシーフランチャイズに新たな息吹を吹き込む取り組みを進めています。そのため、カプコンが『Dino Crisis』への需要を認識している場合、リバイバルに向けた動きが本格化する可能性もあります。

ただし、カプコンが『Dino Crisis』を復活させるためには、適切な監督とチームを見つけることが不可欠でしょう。カミヤは優れた選択ですが、現在は『オカムイ』の続編に忙殺されており、数年は時間がかかるでしょう。カプコンは、2023年にタンゴ・ゲームワークスを離脱し、現在主要なゲームプロジェクトやスタジオに関与していない『Dino Crisis』のクリエイター、神谷英樹氏に直接アプローチする選択肢もあります。ただし、神谷氏はサバイバルホラージャンルから距離を置きたいと表明しており、現代の『Dino Crisis』ゲームの実現可能性にも疑問を呈しています。