小売店の早期掲載リストで発見された『アサシン クリード シャドウズ』のSwitch 2版がオンラインでリークした。この開発情報は、『アサシン クリード シャドウズ』がまもなく任天堂の最新ハイブリッドコンソールに登場することを示唆する証拠がさらに増える形となった。
ユービーアイソフトの人気シリーズ最新作は、現行世代コンソールとPC向けに3月20日に発売された。その時点で、『アサシン クリード シャドウズ』のSwitch 2移植版に関する噂は既に数ヶ月間流れており、2024年に初めて浮上していた。
フランス小売業者サイトで『アサシン クリード シャドウズ』Switch 2版パッケージ版を発見
『アサシン クリード シャドウズ』のNintendo Switch 2向け移植版が存在することを示す新たな証拠が、誤って公開された製品ページとしてオンライン上に浮上した。フランスの小売業者オーシャンのウェブサイトで発見されたこのリストには、任天堂の最新コンソール向けパッケージ版が掲載されているが、カートリッジ版ではない。代わりに、製品画像には「Game-Key Card」のラベルが貼られたボックスが写っている。
小売店で『アサシン クリード シャドウズ』(Switch 2 キーカード版)が掲載 https://t.co/P1tsWNMBBm pic.twitter.com/h9E10PoNHN
— Wario64 (@Wario64) October 10, 2025
『アサシン クリード シャドウズ』は現行のSwitch 2カートリッジには収まらない可能性
『アサシン クリード シャドウズ』のインストールサイズは、プラットフォームやゲームバージョンによって約100GBから123GBの範囲です。一方、現在生産されている最大容量のSwitch 2カートリッジは64GBまでです。テクスチャ品質の低下や圧縮率の向上を図っても、ユービーアイソフトはカートリッジへの収めに苦労した可能性があります。ゲームキーカード形式が採用されたとされるもう一つの要因は、ロード速度です。Switch 2の内部フラッシュメモリから実行する場合、ロード速度が大幅に高速化されます。またゲームキーカードはカートリッジより製造コストが低い。これらの要因から、所有権問題や不便さへの批判が広まる中、多くのサードパーティ製Switch 2タイトルが従来型物理メディアではなくこの形式を採用している理由が説明できる。
2025年7月の四半期決算説明会で、ユービーアイソフトのイヴ・ギルモットCEOは『アサシン クリード シャドウズ』の「新バージョン」が近々登場すると述べた。また同氏は投資家に対し、2026年3月期(現会計年度)中に未発表のSwitch 2向けタイトルをリリースすると説明。業界関係者の一部は、これが『アサシン クリード シャドウズ』のSwitch 2版発表を事実上確定させたものと解釈している。
ユービーアイソフトは既に任天堂の最新ハイブリッドコンソールへの対応を開始しており、2025年9月にはeショップで『スター・ウォーズ アウトローズ』をリリースしている。ギルモットが夏に言及した『アサシン クリード シャドウズ』の「新バージョン」には、Switch 2版に加え、既に正式発表されているものの発売日が未定のiOS版も含まれる可能性が高い。