コナミはメタルギアシリーズの今後について、ファンの意見を求める姿勢を見せている。新たに表面化したコナミの調査によると、『メタルギアソリッド デルタ:スネークイーター』に続き、過去のシリーズ作品のさらなるリメイクが進行中である可能性が示唆されている。
先月、コナミは2004年に高い評価を得た『メタルギアソリッド3:スネークイーター』のリメイク版『メタルギアソリッド デルタ:スネークイーター』をリリースしたばかりである。技術面での不満の声もあるものの、『メタルギアソリッド デルタ スネークイーター』は発売初日に100万本を売り上げ、全体的に好評を博し、小島秀夫氏の象徴的なステルスアクションシリーズを現代的に再解釈することへの需要を改めて確認させた。スネークイーターのリメイクが世に出た今、注目は当然ながらコナミの今後の計画へと移っている。
コナミ、リメイク対象メタルギア作品のファン投票を実施へ
来週開催の東京ゲームショウ2025において、コナミは『メタルギアソリッド』制作ホットラインのライブ配信を実施。リメイク版『スネークイーター』の新マルチプレイモード「フォックスハント」を披露する予定だ。配信後、視聴者向けに意見調査を実施する。Twitterユーザー「Metal Gear Network」がこのアンケート質問を入手し、最近のツイートで非常に興味深い一例を指摘した。この質問では参加者にメタルギア作品のリストを示し、「リメイクしてほしい」シリーズの全作品を選択するよう求めている。
TGS2025のMETAL GEAR – PRODUCTION HOTLINE向けアンケートで、特に気になる質問がいくつかありました。🤔🧐 pic.twitter.com/risfFUH7ks
— Metal Gear Network – MGN (@MGSMGN) 2025年9月20日
コナミが将来リメイクする可能性のあるメタルギアゲーム
- メタルギア
- メタルギア2 ソリッド・スネーク
- メタルギア ソリッド
- メタルギア ソリッド2:自由の息子たち
- メタルギア ソリッド4:ガンズ・オブ・ザ・パトリオッツ
- メタルギア ソリッド:ピースウォーカー
- メタルギア ソリッド5:グラウンド・ゼロズ
- メタルギア ソリッド5:ザ・ファントム・ペイン
回答の8作品リストには、メタルギア、メタルギア2:ソリッド・スネーク、メタルギアソリッド、メタルギアソリッド2: ソンス・オブ・リバティ』、『メタルギアソリッド:ピースウォーカー』、『メタルギアソリッド5:グラウンド・ゼロズ』、『メタルギアソリッド5:ザ・ファントム・ペイン』が含まれています。興味深いことに、2008年発売の『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』もリストに掲載されている。これは17年もの間PS3専用タイトルであり続けているにもかかわらずのことだ。プラチナゲームズが開発した『メタルギアライジング リベンジェンス』や、不評だった『メタルギアサバイブ』がリストにないのが特に目立つ。
これほど多くの選択肢が挙げられていることから、コナミが『GUNS OF THE PATRIOTS』や『SONS OF LIBERTY』といった人気作だけでなく、メタルギアシリーズ全体のタイムラインにわたるリメイクを検討していることがうかがえる。ただし『MGS5』の掲載はやや奇妙だ。『GROUND ZEROS』と『THE PHANTOM PAIN』は比較的最近(それぞれ2014年と2015年)に発売されたばかりだからだ。とはいえ、『スネークイーター』リメイクの成功は、メタルギアシリーズへの関心が明らかに再燃していることを示しており、ファンは今後数年間、待望の『メタルギアソリッド マスターコレクション Vol.2』を含め、多くの楽しみを期待できるだろう。